「WEBで購入してもらう」ということ

ある特定の層を考えた場合、「モノを購入する」ということが大きく変化している。

ネット利用している人たちは、何か購入しようと思った際に、ネット上の情報やレビュー記事を検索し、ソーシャルメディアでの「第三者の評価」といった「生の声」を確認して、最終的な購入意志を決定してゆく。

こうなると、これまでの「お買い物」というアクションは変わってくる。それに対応して、もちろんマーケティングも変わらざるを得ない。

今日では「一般消費者」は様々な形態で商品購入の「しくみ」を提供しているWEBサイトのサービスに「無料」、または「有料」で登録してこのWEBという「新しいチャネル」から「ユーザ」となって購入するのだ。

このマーケットでは、本当の意味で「ユーザ」が「強い立場」で意思決定が出来る環境が出来上がっている。
購入に至る「最終決定」のイニシアティブは多数の「ユーザ」の「意思」によってなされる。

そして「WEBで購入」には、これまで実社会での購入の際に検討された「スペック」と「コストパフォーマンス」という意思決定フローに追加して「(情報を)共有」するステップが必ず行われる(ユーザが意識しているか無意識かにしても)。

こうなると、これまで「売り手であった企業」は付加価値としてその商品に充分な情報を提供するだけでは足りず、その商品を取り巻く「ユーザ」の心的情景まで含めて提供することを加味したマーケティングを行う必要がある。

これは「売り手であった企業」としては、変化したという意識も含めてコストを見直す必要に迫られることになる。

これまでと違い、購入後のアフターフォローだけではなく、購入前の段階で、買ってくれるかどうかは未定の「見込み顧客」へ「持ち出し」をしなければならない。

もし、そのコストを「商品」へ単純に上乗せするだけでは「コスト戦略」でアドバンテージが得られなくなる。場合によっては、こんなことを意識せずに価格設定を低めにした競合に敗退することになる。

ここのところ世の中に出回っている情報と比較しても、特筆する内容ではないが「WEBで購入してもらう」ことは、これまでの商習慣も含めて企業側に大きなシフトを求めてきている。

「変わる」ことを恐れずに、これまでの「やり方」に執着せず、なおかつ、創業当初の精神を持って新しいビジネスとして臆せず取り組むことが出来るかが起業に要求されるのだろう。

まったくもって、マーケティングが難しい時代に来ていると感じざるを得ない。

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL