個人事業主と中小企業こそ、ウェブはアウトソースして本業に特化する方がゴールに到達しやすいと考えます。
企業活動において、下記のような様々な機能を自社リソースで保有しなくても済むようになりました。
- PCなどの機材リース
- 有料アプリ
- 社用車
- 会計・経理向けの総合クラウドアプリ
- POS レジ
ウェブに関する業務も必須とは言え、この際アウトソースを検討してみても良いメリットをあげてみます。
本稿としては、担当部署と担当者を以下のような予算感で検討してゆきます。
- Web専任の部署はない
- 専任担当者は1人、もしくは兼任
- 専任の場合は、1人月×1人 =¥300,000(給与目安)
- 兼任の場合は、0.5人月×2人 =¥300,000(給与目安)
目次
メリット
固定費が削減
経営者層にとっての最大のメリットは、固定費である人件費がなくなることでしょう。
自社に担当できそうなスタッフがいた場合、社内にいなかったので採用した場合なら採用にかかったコストも発生しているはずです。
本稿では担当者の給与を¥300,000と設定しましたが、その他社会保険、福利厚生などを加味すると年間¥6,000,000相当はかかってきます。
また、社内で制作から運用管理等を行う場合も、CMSの普及により以前ほどWeb制作と検証する環境を備える必要はなくなってきました。(SFTP、検証用サーバー、画像処理ソフト、コーディングツール等)
さらには、Webに関する業務の一部が自動化できるようになり、これまで必要だった業務から解放されてきています。
今後も社内でのWeb担当業務は100%なくなるとはいえませんが、リソース配分が低くなったからといってスタッフを安易に配置転換することや解雇はできません。
しかし、外注化している場合なら必要に応じて発注業務をコントロールし、規定に則れば契約の解除も可能です。
本業(コアコンピタンス)に特化
中小企業やスタートアップ企業においては、目指すゴールがあり、達成するためには、強みに特化することが必要になります。
また、個人事業主だからといって、稼ぎ頭であるべきトップが専門ではないWeb業務に時間を取られれば本業にも影響が出てしまうでしょう。
自社の在り方をもう一度確認し、効率化ができる部分は積極的に外注化をしてコアコンピタンスに注力しましょう。
まとめ
今回はメリットだけをあげてみましたが、社長ブログの原稿作成などはウェブの重要なコンテンツなので単純作業には該当しません。
ウェブマーケティングの観点から見れば、むしろ重要な業務と言えるでしょう。
本業を遂行するために発生する業務の中でも、ウェブ業務にかかるリソースを精査してみることをおすすめします。
最初から全部ではなく、スタッフが兼任で行うにはスキル不足から無駄に時間がかかる作業などのアウトソース化を検討してはいかがでしょうか。